こんにちは。荻窪教会通りにある、ほんだ整骨院の山内健輔です。
「階段を降りるときに膝のお皿の奥がズキッと痛む」
「歩き始めに膝がガクッと抜けそうになる」
「正座やしゃがみ込みがつらくて、家事が思うようにできない」
ほんだ整骨院にも、こうした“膝のお皿まわりの痛み”で来院される方が多くいらっしゃいます。
その原因のひとつが 膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)です。
膝蓋大腿関節症は、膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)の間で軟骨がすり減り、痛み・腫れ・軋み・歩行困難などを引き起こす疾患です。
初期は「なんとなく痛い」「階段だけ痛い」といった軽い症状から始まりますが、放置すると日常生活に支障が出るほど悪化することもあります。
この記事では、膝蓋大腿関節症のしくみ・症状・原因・診断方法・対処法・リハビリ・生活で気をつけるポイントまで、わかりやすく丁寧に解説します。
「この痛み、もしかして…?」と不安を感じている方が、正しい知識を得て、安心して次の一歩を踏み出せるように。そんな思いでまとめました。

膝蓋大腿関節症の解説と対処法。膝前面の痛み。
このページでは「膝蓋大腿関節症」について紹介しています。記事執筆時点での情報です。
正確な情報を記すよう努めていますが、医学的視点や見解の違い、科学の進歩により情報が変化している可能性もあります。
ケガや痛みがある場合は、記事だけで判断せず、病院などで正しい診断を受けることをおすすめします。
膝蓋大腿関節症とは

膝蓋大腿関節症は、膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)の間にある関節で起こる変性疾患です。
膝の曲げ伸ばしを伴う日常的な動作において、膝蓋骨が大腿骨上を滑るように動きます。
このとき何らかの原因で摩擦を起こしているのが
膝蓋大腿関節症
しつがいだいたいかんせつしょう
立ち上がり、歩行、階段などさまざまな場面で痛みを生じたり、関節内の変形を引き起こしている可能性があります。
膝蓋大腿関節と脛骨大腿関節を合わせて膝関節(しつかんせつ)と呼んでいる。
膝前面にある種子骨で、上方を大腿四頭筋、下方を膝蓋腱(膝蓋靱帯)で押さえられる。
膝蓋腱の摩擦を防ぐ、膝屈伸の安定化などの役割をもっています。
膝蓋大腿関節の仕組みと役割

膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)は、大腿骨の前面にある「大腿骨滑車溝」(だいたいこつかっしゃこう・トロクリア溝)がレールになって、膝蓋骨(しつがいこつ)の後方が走る構造をしています。
膝蓋骨が滑車のような役割をして、方向を変える関節部分への筋・腱への摩擦や負荷を軽減させているんです。
膝蓋大腿関節の役割
- 膝を伸ばす力を脛骨に伝える
- 膝の安定性を保つ
- 負担を分散する
構造的にも機能的にも複雑で、靭帯や筋肉との協調が欠けると痛みや障害につながりやすい関節です。
関節軟骨(スベスベの関節面)で覆われ、膝蓋骨関節面を滑らせるレール状になっている。
膝蓋骨(pattela)が滑車をになることで
〇力の伝達
〇膝関節の安定性
〇膝蓋腱の保護
の働きがある。
膝蓋大腿関節症はどんな状態?

膝蓋大腿関節症とは、
「膝蓋骨と大腿骨の滑車溝にある関節軟骨が、摩耗・変性を起こすことで生じる炎症・機能障害」
さらに膝蓋大腿関節周囲には、脂肪組織・滑膜組織も存在していて、摩耗や変性によってそれらの軟部組織が関節に巻き込まれる形で炎症を引き起こすことも頻繁にみられます。
一般に変形性膝関節症というときは、おもに脛骨大腿関節の関節症を指します。
ただし、膝蓋大腿関節症も変形性質関節症の一部として分類されることもあります。
参考 池田医院 Ikeda clinic整形外科 外科 様)
膝蓋大腿関節症の主な症状
- 膝前面・後面の痛み
- 膝前面部分の腫れ
- 軋むような音(ゴリゴリ・ミシミシ)・クリック音・ゴリゴリ
- 膝の屈伸時の抵抗感(ひっかかり)・可動域制限
- 歩行・階段・動き出し時の疼痛
- 進行時には夜間痛や安静時痛
- 膝くずれ(膝折れ)現象
急性期には痛み・腫れ・熱感が強くみられることがあります。
関節内の炎症や周囲の滑膜炎(かつまくえん)によるものです。
また、初期段階では立ち上がりや深い屈曲時など膝蓋骨が強く大腿骨に押しつけられるときに痛みが出やすいです。
坂道や階段など大腿四頭筋(大腿前側にある膝を伸ばす筋)が強く収縮&膝の屈伸が加わることで疼痛は悪化しやすいのも特徴。
また、逆に大腿四頭筋の筋委縮や過弛緩(緩みすぎ)でも、膝蓋骨の挙動が不安定となり、関節面を傷つけてしまうこともあります。
進行すると膝の屈伸がスムーズにしづらくなり、夜間痛・安静時痛・歩行困難を引き起こすこともあります。
膝蓋大腿関節症のメカニズム

①軟骨の摩耗
膝蓋骨が適切に納まらず、大腿骨との間で軟骨がすり減る
②炎症と骨棘形成
摩耗や周囲組織の炎症により、骨棘(こつきょく)が生じる
③負のサイクル
安静や運動を避けることで筋力の低下が起こり、さらに軟骨への負荷が増加
④軟骨の消失
軟骨が完全に消失し、軟骨下骨に嚢胞(すき間)や硬化を生じる
原因と危険因子
膝蓋大腿関節症は、膝蓋骨関節面が大腿骨滑車溝と摩擦を引き起こすことによって発症。
その原因は多岐ですが、主なものは、
- 加齢(軟骨の変性)
- 外傷
- オーバーユース(使いすぎ)
- 解剖学的要因
- 体重増加
- 遺伝的要因
これらの要因が単独、あるいは複合的に影響し合って膝蓋大腿関節症は発症・進行していきます。
①加齢(軟骨の変性)
年齢を重ねることで、ホルモン分泌量が変化します。
それによって、関節軟骨は水分保持力、弾力性が減少し、摩擦によってすり減ったり、傷つきやすくなったりします。
②外傷(ケガ)
膝蓋骨骨折・脱臼・亜脱臼・靱帯損傷などの過去の外傷が、膝蓋大腿関節のアライメント(位置関係や噛み合わせ)が崩れることがあります。
③オーバーユース(使いすぎ)
スポーツや職業によって、特定の動きが繰り返されることで、関節軟骨の摩耗を促しやすいです。
また、大腿四頭筋の過緊張によって膝蓋骨が大腿骨に押しつけられやすくなることも危険因子といえます。
オーバーユースとは?⇒「オーバーユース」(使いすぎ)ってよく聞くけど、どんなもの?
④解剖学的要因
膝蓋骨・大腿骨の形成異常・アライメント異常(※1)
膝蓋骨の動揺性(脱臼しやすい)
膝・股関節の弯曲異常(O脚、X脚)
扁平足や外反母趾
性別(女性の方がQ角(※2)が増加)

骨の形状や筋肉バランスによって膝蓋骨の位置に偏位がみられるもの。
膝蓋高位(しつがいこうい)・膝蓋低位(しつがいていい)
⇒正常な膝蓋骨の位置より上方または下方に偏位している状態。
外側偏位
⇒膝蓋骨が通常よりも外側にある。
大腿四頭筋の内側広筋が低下している場合と外側広筋の過緊張の場合とがある。
※2Q角

Qアングルともいう。
上前腸骨棘と膝蓋骨中心から結んだ線と脛骨粗面から膝蓋骨中心を結んだ線の角度。
簡単に言うと「大腿四頭筋の力の入れやすさ」を表す。
直線に近い(Q角が小さい)ほうが効率的に大腿四頭筋が働く。
通常(平均)して、男性14°、女性17°といわれている。
女性の方が骨盤の幅が広いことが多いのでQ角は広くなる。
⑤体重増加
肥満や急激な体重増加は、関節面への摩擦を増加させる。
⑥遺伝的要因
家族歴がある場合、骨格や関節のゆるさなどが遺伝することがあります。
これらの要因が重なった場合は、膝蓋大腿関節症になりやすい体質を示しているといえます。
注:膝蓋大腿関節症が遺伝するわけではなく、あくまで危険因子なだけ。
診断と重症度の見極め
- 痛みの程度
- 関節可動域
- 腫れ・熱感
- 軋み(きしみ)音
- 歩行能力
- 画像診断
これらを総合して判断されます。
医師による診断方法
医師は問診・視診・触診、さらに画像診断を組み合わせて、診断を総合的に行います。
このほかにも超音波を使って診断される場合もあります。
触診
グラインディングテスト(クラークテスト)
膝蓋骨を前面から押さえながら上下左右にこするように動かす検査。
軟骨が削れているか、滑膜など軟部組織の巻き込みが起きているかの検査。

関節面での問題→ゴリゴリやザラザラといった感触
軟部組織での問題→プチプチやゴリッとした感触
滑膜ヒダが関節運動の障害となっている場合、軟骨性の感触がみられる。
レントゲン検査
膝蓋骨・大腿骨の関節裂隙(かんせつれつげき:すき間)の狭小化
骨棘の形成
軟骨下骨の嚢胞や硬化像
これらの症状が単独または複数みられると、診断される可能性があります。
MRI検査
レントゲンでは詳細に確認しにくい軟骨や靱帯、滑膜などの軟部組織の損傷・炎症を評価できる。
周囲の滑膜の炎症も同時に生じている可能性もあり、評価しやすいのが特徴。
関節軟骨の摩耗の程度・深さを詳細に評価しやすい。
関節鏡検査
ごくまれに関節鏡(内視鏡)で、他の疾患の手術と同時に観察に使われることがあります。
場所が近い鑑別するべき疾患
- 膝蓋骨脱臼・亜脱臼
- 膝蓋骨骨折・大腿骨骨折
- 分裂膝蓋骨
- 骨軟骨軟化症
- 膝蓋腱炎
- 膝蓋下脂肪体炎
- タナ障害
- 膝蓋上滑液包炎
①膝蓋骨脱臼・亜脱臼
(しつがいこつだっきゅう)
膝蓋骨が大腿骨の滑車溝を逸脱したもの。
亜脱臼は一部関節面が接している状態。
②膝蓋骨骨折・大腿骨骨折
膝蓋骨・大腿骨いずれかの骨に損傷があるもの
③分裂膝蓋骨
(分裂しつがいこつ)
膝蓋骨が分裂した状態にあるもの。
先天的なものとスポーツ障害によるものがある。
また、無痛性のものも有痛性のものもある。
④膝蓋軟骨軟化症
(しつがいなんこつなんかしょう)
膝蓋大腿関節症と同義で使われることもある。
膝蓋骨後面の軟骨のすり減りや変性によって、関節運動に支障がでる状態。
⑤膝蓋腱炎
(しつがいけんえん)
ジャンパー膝(ジャンパーズニー)ともいわれ、膝蓋骨の上下部分での膝蓋腱や滑液包の痛み。
膝蓋靱帯炎ともいわれる。
⑥膝蓋下脂肪体炎
(しつがいかしぼうたいえん)
膝蓋骨の下方にあるクッション材となる脂肪体が圧迫や摩擦により、炎症・線維化するもの。
⑦タナ障害
膝関節の上部から下部へと内側側を走行する「滑膜ひだ」が膝蓋骨にはさまれたり、ひっかかったりすることで生じる障害。
⑧膝蓋上滑液包炎
(しつがいじょうかつえきほうえん)
膝蓋大腿関節の上部にある滑液包が、オーバーユースや感染により炎症を起こした状態。
膝の前方には前膝蓋滑液包が圧迫によって腫れることもある。
重症度の判断(軽度〜重度)
医師は、自覚症状をを踏まえ、画像検査や他覚所見を総合して判断します。
初期
症状: 立ち上がりや階段の上り下り(特に下り)、正座の際に膝の前面が痛む。
状態: 軟骨がわずかにすり減り、軋み音や小さな骨のトゲ(骨棘)ができ始める。
進行期
症状: 痛みが強まり、階段昇降が困難になる。
状態: 関節の隙間が明らかに狭くなり、骨の変形が進む。軟骨下骨の骨嚢胞や骨硬化像がみられる。
末期
症状: 軟骨がほぼ消失し、安静時や夜間にも痛みが生じる。歩行困難を伴う。
状態: 骨同士が直接ぶつかり合い、強い炎症や変形が見られる。
膝蓋大腿関節症の対処法
膝蓋大腿関節症は、膝蓋骨と大腿骨の軟骨どうしの摩擦による痛み。
急性期には、炎症症状(腫脹・熱感・疼痛)が生じます。
慢性期においては、急性期ほど症状は強くないですが、疼痛が続きます。
急性期(炎症期)の対処法

冷却(アイシング)と安静!
激しい痛みや腫れがある場合は、まず膝に負担をかけないように安静にすることが最優先。
無理に動かし続けると、炎症が悪化し、痛みがさらに増強する可能性があります。
膝蓋大腿関節症では、荷重、非荷重に関わらず関節面の摩擦が生じています。
急性期には非荷重でも膝関節の屈伸は避けましょう。
また、炎症を抑えるために、患部を冷却することも有効です。氷嚢や保冷剤などをタオルで包み、1回15~20分程度、1日数回を目安に患部に当てます。
冷やすことで、血管が収縮し、腫れや痛みを和らげる効果が期待できます。
アイシングのやり方と注意点について↓
こんにちは。ほんだ整骨院山内です。 ぶつけたとき。 ひねったとき。 肉離れしたとき。 ・ ・ ・ こんなときは、応急処置として冷却(アイシング)をしておくと組織の回復が早くなります。 ケガをした直後に[…]
保存療法(薬物・装具・)
薬物療法
痛み止め、抗炎症、軟骨保護を目的に薬が処方されることがあります。
内服薬、外用薬ともに使われることがあります。
装具・杖
サポーターは関節の安定性をサポートすることで、摩擦や圧迫を防ぐ目的で使われます。
また、患部への荷重を避けるため杖の使用も検討します。
また、扁平足や回内足が原因の場合にはインソールで、アライメントを調整する必要もあります。
注射療法
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は、関節の潤滑油のような役割を果たし、軟骨を保護する成分です。関節内に直接注入することで、関節の動きを滑らかにし、痛みを軽減する効果が期待できます。
ステロイド注射
強力な抗炎症作用をもつステロイドを患部に注射することで、急性炎症や痛みを抑えることができます。
ただし、頻繁に行うと組織の変性やほかの副作用を与える可能性があるので、使用頻度には制限があります。
手術療法(関節鏡・骨切り術・人工関節置換)
保存療法で十分な効果が得られない場合、手術療法も検討されます。
手術方法の選択は、患者さんの年齢、活動レベル、損傷の程度、全身状態などを総合的に考慮して決定されます。
デブリドマン
手術療法では、損傷した軟骨を取り除いたり、遊離した軟骨を除去する
軟骨修復術
自分の軟骨を移植したり、人工的な軟骨を一部分に埋め込んだりする手術
骨切り術
膝蓋骨の滑走を改善するために、骨の一部を削ったり、関節アライメントを整えたりするもの
人工関節置換術
膝関節の一部を人工的なものにするものと、脛骨関節面も含めた全体にも変形がみられる場合は、全置換術を行うことも。
再生医療
自分の血小板を利用する「PRP療法」があります。
また、自分の軟骨を培養する研究も待ち望まれています。
Platelet Rich Plasmaの略語で多血小板血漿と訳され、美容外科やスポーツ医学で行われている再生医療のひとつです。
血小板は血液に含まれる成分のひとつで、組織修復能力のある成長因子が含まれております。この血小板を遠心分離機で濃縮して採取したものをPRPと呼びます。PRPを患部に注入すると、PRPに含まれている成長因子などの働きによって、損傷した組織の修復や疼痛の軽減効果があることから、変形性膝関節症でも使用されております。
リハビリとセルフケア
手術後や急性期には、痛みのコントロールと炎症の抑制が優先されます。
医師や理学療法士の指導のもとに関節を動かすための運動を行い、日常生活への復帰を目指します。
避けるべき動作・生活習慣

〇膝を深く曲げる&ひねる動作
正座、床に直接座る(あぐら、ペタン座り)、和式トイレの使用
〇膝に負担のかかる動き
深いしゃがみ込み、重い物の持ち運び、長時間の立ち仕事、階段の頻繁な昇降(特に下り)。
〇衝撃・負荷が大きい運動
ランニング、ジャンプ、急なストップ・ダッシュを伴うスポーツ(サッカー、テニス、野球など)。
痛いのに無理して歩く!
急性期に温めすぎる!
深い屈伸・無理な伸展を繰り返す!
いきなり筋トレを始める!
自宅で簡単エクササイズ&セルフケア

〇椅子に座ったままできる運動
足を前に伸ばしてかかとを上げ下げする、
膝を伸ばして3秒キープする
大腿四頭筋の強化に効果的。
〇寝ながらできる運動
うつ伏せで膝を曲げてかかとをお尻に近づける(大腿四頭筋のストレッチ)
横向きで膝を伸ばしたまま足を上げる(殿筋の強化)
〇壁を使った運動
壁に背中をつけて立ち、ゆっくりと膝を曲げていくスクワット(壁スクワット)
膝への負担を抑えながら大腿四頭筋を鍛える。
これらのエクササイズは、毎日、無理のない範囲で継続することが重要。
痛みを感じた場合は、すぐに中止し、医師や理学療法士に相談しましょう。
〇体重管理
適正体重を維持または減量することで、膝への負担が軽減され、軟骨の摩耗を遅らせ、痛みを和らげる効果を期待。
〇正しい歩き方
足の運び方。かかとから着地し、足裏全体で地面を踏みしめ、つま先で蹴り出すように。膝を軽く曲げたまま、リズミカルに歩くことを意識。
〇有酸素運動
ウォーキングや自転車エルゴメーターなど、膝への負担が少ない有酸素運動は、全身の健康維持や体重管理に役立ちます。
膝蓋大腿関節症との付き合い方
膝蓋大腿関節症は、一度発症すると完全に治癒することは難しい場合もあります。しかし、適切な治療と生活習慣の改善により、症状をコントロールし、快適な生活を送ることは十分に可能です。
定期的な検診とフォローアップ
治療後も、定期的に医師の診察を受け、経過観察を行うことが重要。
症状の変化、治療効果の評価、必要に応じた治療計画の見直しなどを行います。
特に、手術を受けた場合は、定期的なレントゲン検査などで関節の状態を確認することも大切です。
心理的サポート(前向きに向き合うために)
慢性的な痛みや活動制限は、精神的な負担となります。
病気であることを受け入れ、悲観的になりすぎず、前向きな気持ちで治療に取り組むことが大切です。
目標設定:小さな目標を設定し、達成感を積み重ねることで、モチベーションを維持。
家族や周囲の協力
家族や友人の理解と協力は、病気と向き合う上で大きな支えとなります。
症状の共有:自身の症状や、日常生活での困難な点を家族や友人に伝え、理解を求める。
共に楽しむ: 痛みのない範囲で、一緒に楽しめる活動を見つけ、気分転換を図る。
よくある質問
FAQをまとめてみました。読んでみてくださいね。
Q.膝蓋大腿関節症と変形性膝関節症の違いは?
A.膝蓋大腿関節症は、膝のお皿と太ももの関節面の変形性関節症。
膝のお皿周りが痛むのが特徴。
変形性質関節症というとおもに、太ももの骨とスネの骨(脛骨)の間で起こる変形性関節症。
O脚のように変形することが多いです。
Q.運動はしていい?
A.痛みが強い時は無理に運動せず、炎症が落ち着いてから軽い運動を再開しましょう。
ウォーキングや自転車など“膝に負担の少ない運動”はおすすめですが、
深い屈伸・ジャンプ・ランニングなど強い負荷は避けるのが基本です。
Q.どんなサポーターがいい?
A.膝蓋骨(お皿)の動きを安定させる“膝蓋骨サポーター”がおすすめです。
お皿の周囲を軽く押さえてブレを防ぐタイプが、膝蓋大腿関節症には最も適しています。
逆に、強く締めすぎるものや、膝を深く曲げにくい硬いサポーターは不向きです。
Q.サポーターは毎日つけてもいい?
A. 痛みがある時期は毎日つけても大丈夫です。ただし「つけっぱなし」は避け、皮膚トラブルに注意しましょう。
長時間の使用で蒸れやかぶれが起きることがあるため、
休憩時間をつくる・就寝時は外すなど、適度に膝を解放することが大切です。
Q.手術後はどれくらいで歩けるようになる?
A.手術の種類や症状の程度によって異なりますが、多くの場合、術後数日〜数週間で歩行練習が始まります。
人工関節や骨切り術など大きな手術では、リハビリを進めながら数週間〜数か月かけて歩行が安定していきます。
Q.正座はいつからできる?
A.痛みや腫れが落ち着き、膝の曲げ伸ばしがスムーズになってから少しずつ再開します。目安としては数週間〜数か月ですが、無理は禁物です。
膝蓋大腿関節症では、深い屈曲(正座)は関節に強い圧がかかるため、早い段階での正座は悪化の原因になります。
もちろん、正座が不能になる可能性もあることはご理解ください。
Q.再発はしやすい?
A.再発はしやすい障害です。
原因となる歩き方や筋バランス、柔軟性がそのままだと再発する可能性が高くなります。
そのためリスク要因を減らすために、専門家の指導のもとに歩行改善や体重管理、筋力トレーニングが必要です。
ほんだ整骨院では、身体のバランスを整える施術や、日常生活でのアドバイスなどを通して、症状の緩和や歩行能力の改善をサポートしています。
もし、膝の痛みにお困りで、どこに相談したら良いか迷っている場合は、一度ご相談下さい。
- 荻窪駅北口、教会通り商店街にあるほんだ整骨院では、膝や足関節の障害、評価に力を入れて施術を行っています。
膝の痛みは、放っておくと悪化しやすい症状です。
もし『この痛み、膝蓋大腿関節症かもしれない…』と感じたら、早めに専門家に相談することをおすすめします。
初めての方はこちらもご一緒にお読みください。⇒初回来院時の施術の流れ
LINEから予約する⇒友だち追加(24時間受付けOK)
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📞 電話する(03-5390-1830)
まとめ
- 膝蓋大腿関節症は膝のお皿まわりの痛みが特徴
- 初期対応は「安静・冷却」
- 深い屈曲や強い負荷は悪化の原因
- リハビリと生活改善が再発予防の鍵
膝蓋大腿関節症は、初期段階での適切な診断と治療、そして日々の生活習慣の改善が、症状の進行を抑え、歩行能力を維持・回復させる鍵となります。
いずれの治療法を選択するにしても、リハビリテーションは不可欠であり、段階を踏んで進めることで、着実に歩行能力を取り戻すことができます。
また、体重管理、正しい歩き方、膝に負担のかかる動作の回避、バランスの取れた栄養摂取といった生活習慣の改善は、再発予防や症状の長期的なコントロールに大きく貢献します。
膝蓋大腿関節症と上手に付き合い、快適な日常生活を送るためには、専門家との連携、そしてご自身の積極的な取り組みが重要です。
歩けないほどの痛みから回復し、再び自由に歩けるようになることを目指して、一歩ずつ進んでいきましょう。
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