こんにちは!荻窪、ほんだ整骨院の山内健輔です。
靴紐は「脱げないようにするための紐」だと思っていませんか?
靴ひもの本来の役割は、足と靴を「一体化」させることにあるんです!
紐の締め方には、実は2つの落とし穴があります。
「緩すぎる」
「締めすぎる」
どちらも、足が滑る・痛いといった不調につながるリスクがあります。
理想の状態は、
- かかとが浮かない
- 靴の中で足が滑らない
- 足指は自由に動く
「靴選び」には気を配っていても、「靴紐の締め方」まで意識している方は意外と少ないのではないでしょうか。
今日から見直せるポイントを、荻窪ほんだ整骨院の山内が解説します!

靴紐、緩すぎても締めすぎてもNG?足が滑る・痛い時の正しい締め方
なお、靴選びについては、以下の記事もあわせてご参照ください。
関連記事(靴選びシリーズ)
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このページでは「靴ひもが緩むこと、きつく締めすぎること」について紹介しています。記事執筆時点での情報です。
正確な情報を記すよう努めていますが、医学的視点や見解の違い、科学の進歩により情報が変化している可能性もあります。
ケガや痛みがある場合は、記事だけで判断せず、必ず病院などで正しい診断を受けることをおすすめします。
靴紐が緩いとどうなるか

靴紐が緩んでいると、歩くたびに足が靴の中で前後に滑ってしまいます。
すると、足指でしっかり踏ん張れなくなり、マメやタコができやすくなったり、足裏の感覚がうまく働きにくくなったり。
かかと部分がパカパカしてしまうと脱げないように足指が働くので、足指のトラブルにも発展するリスクが……。
足の裏には、地面からの圧や傾きを感知して脳に伝える感覚受容器(メカノレセプター)があり、姿勢やバランスの調整に関わっています。(参考1)
実際に、足底への感覚刺激によってメカノレセプターが活発化され、体性感覚情報の増加やバランス能力の向上につながっています。
靴の中で足が動いてしまうことで、脳が「身体が不安定な状態」と判断してしまうことで、バランス低下や過剰な筋緊張にもつながりやすいのです。
また、バスケットボール選手を対象にした研究(参考2)では、横方向への切り返し動作において、靴紐が緩い条件では靴紐にかかる張力が低下し、足の滑りが大きくなる傾向が報告されています。
スポーツ動作に限った話ではなく、日常の歩行でも同じような仕組みが働いていると考えられます。
靴の中で足が前方に滑り続けると、つま先が靴の先端にぶつかり、マメや水ぶくれ、あるいは浮き指につながることもあります。「緩めに履く方が楽」と感じる方もいらっしゃいますが、その快適さの代償は意外と大きいかもしれません。
参考1:「足底への感覚刺激が足底感覚および足趾把持力に及ぼす影響」
参考2:「Effects of Shoelace Tightness on Lower Limb Biomechanics and Subjective Perception During Lateral Shuffle in Basketball」(Acta of Bioengineering and Biomechanics, Vol. 25, No. 4, 2023)
靴紐を締めすぎるとどうなるか

「しっかり固定しなければ」と締めすぎるのも注意が必要です。
足の甲を強く締め付けすぎると、その部分の血行が悪くなり、痛みやしびれを感じることがあります。
また、足指の自由な動きが制限されてしまうと、着地の際にバランスを取りにくくなる場合も。
実際の臨床でも、かなりきつく靴紐を締めすぎていたことが一因と考えられる前足根管症候群による深腓骨神経障害の方を診たことがあります。
足の甲を通る深腓骨神経は、靴紐で圧迫され続けることでしびれや感覚の鈍さが出やすい部位の一つです。
さらに、締めすぎることで足部の関節がうまく動かせなくなり、歩行中の荷重移動がスムーズにいかなくなることがあります。特にリスフラン関節やショパール関節は、足が地面を蹴り出す際の荷重移動に関わる部位であり、締めすぎによってその動きが妨げられると、これらの関節に負担が集中しやすくなると考えられます。
先ほどの研究でも、締めすぎた条件では足の滑りは抑えられる一方で、足部にかかる負担や不快感が増す傾向が示されています。
正しい締め方の4ステップ

- かかとを靴に合わせる:かかとをトントンと地面に軽く当てて、靴のかかと部分にしっかり合わせる
- 下の穴から順に締める:つま先側から足首に向かって、1段ずつ均等に締める
- 足首に近い上の穴まで均等に締める:特定の箇所だけを強く締めず、全体でバランスよく固定
- 足指を動かして確認する:結び終えたら足指を動かしてみて、窮屈に感じないか確認
一度締めたらそれで終わりではありません!
歩いているうちに紐は少しずつゆるみます。
靴を履くときや長時間歩く前、足がむくみやすい夕方には結び直す習慣をつけることで、足部のトラブルを減らしましょう!
ちょうど良い締め具合の3つの目安(セルフチェック)
以下の3点をチェック!
- かかとが浮かない
- 足の甲がしっかり固定されている
- つま先に1〜1.5cm程度の余裕がある
反対に、次のような状態は見直しのサインかもしれません。
| 状態 | 考えられる可能性 |
|---|---|
| 歩くと靴の中で足が前後に動く | 緩い |
| 足の甲が痛い・しびれる | 締めすぎ |
| 足指が窮屈で動かしにくい | 締めすぎ |
| かかとが浮く感覚がある | 締め方・サイズ双方の見直しが必要 |
こんな症状がある方は要注意
靴紐の締め方は、既に足のトラブルを抱えている方にとって特に見直す価値があります。
- 外反母趾
側方からの圧迫 - 扁平足・回内足
足の安定性 - 種子骨障害・モートン病
前足部の圧のかかり方
心当たりのある方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。
関連記事
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- モートン病について⇒モートン病。気になる原因と対処法は?
知っておきたい注意点
靴紐の締め方を見直すだけで、足のすべての不調が解決するわけではありません。靴自体の形や素材、足の状態によって、適切な対応は違います。
マメ・タコ・浮き指などが気になる方は、靴紐の見直しと合わせて、靴の選び方や歩き方も含めて専門家に相談されることをおすすめします。
あくまで、日常的なセルフケアの一つの選択肢としてご活用ください。
また、「靴の買い替え時期はどこをみたらいい?」という方にはこちら、靴の寿命についての記事もご参考にどうぞ↓
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よくある質問
理想は履くたびに結び直すこと!
まとめ
今日からできることは、次の3つです。
- かかとを靴に合わせてから紐を締める
- 下から順に1段ずつ均等に引き締める
- 最後に足指が自由に動くか確認する
靴は毎日何千歩も使う、身体を支える土台の道具です。靴選びと同じくらい、靴紐の締め方にも意識を向けてみてください。
足の痛みや違和感が続く場合は、靴の見直しと同時に立ち方・歩き方のチェックが必要なこともあります。
ほんだ整骨院では、荻窪にあるので中央線沿いの広い地域から多くの方がご相談にいらしています。
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