気象病・・・・・?気圧の変化がもたらす身体の不調。

こんにちは。ほんだ整骨院、山内です。

天気の悪い日がずいぶんと続いていますね。日照不足で農作物が高騰しているとか、海の家の経営者の方々が悲鳴をあげているとか、ニュースでもさかんにやっています。

みなさん、『気象病』って聞いたことがありませんか?

天気や気候、季節の変化によって、

頭痛・めまい・ふらつき・立ち眩み・耳鳴り・多量の発汗・睡眠不足・関節痛・神経痛・・・

こんな症状がでてくることがあります。

どれも自分にしかわからない症状なんです。客観的に数字や指標で表しにくい症状なんですね。

これを「自覚所見」っていいます。

調子のいいときにはわからない。でも確実に調子が悪い!

そんな時には「気象病」を疑ってみてください。

気象病って?

気温や気圧、日照時間の変化によって頭痛やめまい、吐き気や関節痛などがひどくなる症状をいいます。

多くが自律神経の障害で起こるような症状を訴えます。

頭痛や吐き気

めまい・ふらつき

関節の痛み

神経痛

眠れない

異常発汗

症状が深刻になってくると、起き上がれない!な~んてこともあるんですよ!

で、

もちろん身体の不調ですから、病院を受診しますよね。ただし、いろんな検査をしてみても「異常なし」のことが多いんです!

患者さんはこんなに症状が強いのに、検査で悪いところが出ないんです。

病院の先生からは、対症療法で様子をみるように言われ

季節や天候が変わるうちに症状もおさまって・

ご本人も忘れていく

・。

ってことが少なくありません。

多くが他人に伝わりにくい症状なので、家族や職場の仲間の理解が得られにくいのが特徴。

おまけに病院を受診しても他覚所見(客観的に他の人がみてもわかる症状)がでるわけでもないのです。

しかも。

やっかいなのは、頑張り屋さんに多い!こと。

症状が強くても頑張ってしまうのです。

どういうわけか、こういった「自律神経の不調」は、頑張り屋さんだったり、人の痛みが分かる人だったり・・・に多いような気がします。

症状が強い時には、

「無理をしないこと」

が大切です。

梅雨時期に急増!

ここ2週間くらいで膝の痛みを訴える患者さんが急増しています。とくに多いのが最近おさまっていた痛みが現在再発している事例。
そのなかの多くの方が熱感や腫れといった炎症症状がみられませんし、新しく痛めたような原因も思い当たらないことが多く見られます。

他にも神経痛を訴える方、めまいが増える方・・・。

梅雨時期に特徴的なのが、

「低気圧の停滞」

ですね。

とくに低気圧の影響は、神経系に影響を及ぼすことが多いんです。

気圧の変化が原因!

気圧の変化は半規管といわれる耳の奥にある器官で感じます。敏感な方は船酔いや車酔いで吐き気の出る方やエレベーターで頭痛が出る方もいます。

気温や気圧の大きな変化が長期間続いたり、頻繁に起こったりすると自律神経の調子が崩れ、交感神経により痛みに敏感になったり、発痛物質が多く出たりすることで関節痛がみられると考えられます。

人の神経伝達は、非常に微量の神経伝達物質が神経細胞の間を行き来することで電気信号を発生させます。

気圧により、神経細胞が少し膨らんだ状態になると、微小な電気信号も脳に伝わりやすくなります。

ってことは!

身体の状態が脳にたくさん集まります。・・・身体の不調を感じやすくしてしまうんですね。

「夏バテ予防」の記事でも紹介しましたが、自律神経は身体にとってかなり重要な役割をもっていますね。
規則正しい生活や疲れを溜めない、バランスよい食事を心がけるのと、頭まわりや耳周りの筋緊張をほぐすことで自律神経の調子を整えておきましょう。

まとめ

〇天気や気圧の変化は、身体のさまざまな場所に影響を及ぼす!

〇症状は「自律神経」に関係するものが多い。

〇とくに季節の変わり目、気圧の変化が大きい時期に起こりやすい。

〇対処法は、①規則正しい生活②食事はバランスよく③耳まわりの筋緊張をほぐす!

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