こんにちは、ほんだ整骨院山内です。
いよいよ夏らしい気温になってきましたね。
でも、
その前に来るのが・・・
梅雨!
梅雨の特徴といえば、
高温多湿
ですよね。
加えて、昨今ではマスク着用による「熱中症の危険」も叫ばれていますね。
というわけで、
『梅雨時期の体調不良に要注意!日照時間減少による心と身体の不調!』
このページでは「梅雨時期の体調不良」について紹介しています。記事執筆時点での情報です。
正確な情報を記すよう努めていますが、医学的視点や見解の違い、科学の進歩により情報が変化している可能性もあります。
ケガをした場合は、記事だけで判断せず、病院などで正しい診断を受けることをおすすめします。
6月に多い「心の不調」
6月に入って「自宅待機」や「在宅ワーク」が解除されたり、学校で授業が再開されたり、「新しい生活様式」を模索したり。
「五月病」というと、ゴールデンウィークを過ぎて、会社や学校へ行くのがつらくなる症状ですよね。
「新しい生活」「GWなどの長期休暇」「緊張状態の持続」が原因といわれています。
で、今年は、この6月が「心の不調」を起こしやすい原因をはらんでいるといえます。
在宅ワークや長期にわたる自宅待機によって、「人との接触」が減少することで、人は自分の心に「不安感」を感じてしまいます。
さらに、在宅勤務や休暇でいると、
夜更かし。
朝寝坊。
生活も毎日勤務している時より乱れがちになりますね。
「遅刻しちゃいけない・・」「仕事いくのいやだなぁ」な~んて考えていると夜眠れなくなってしまったり。
・・・というわけで、今年の6月は「心の不調」に要注意の季節なんです。
「日照時間減少」による気象病
気象病とは、気候・天候が及ぼす身体の不調のことをいいます。
とくに6月は、気温が急上昇する季節。
それに加えて、北と南の高気圧の間に低気圧が発生して、日本列島に梅雨前線を停滞させます。
「梅雨」です。
湿った空気
じめじめした環境
マスク着用による不快感
気温の上昇
低気圧
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・
・
これらは、自律神経の調子を崩しやすい原因のオンパレードですよね。
自律神経のうちの交感神経優位の時間が長く続くと、、多汗、頭痛、不眠、関節痛の原因に。
自律神経の副交感神経が優位になりすぎると、眠い、だるい、無気力などの症状がでてきます。
とくに曇りがちで日照時間の短い期間が長く続くと、気分が晴れず、鬱のような症状が出やすくなります。
これは、日光に当たることで得られるビタミンDの活性化や脳の神経伝達物質の影響が大きいんです!
「6月病」になりやすい性格?!
五月病と同様に、新社会人や新学年による生活、仕事、学校生活、職場、引越など環境変化が原因のことが多いです。
とくに新社会人や新入生においては、4~5月の新入社員研修が終わり、本格的に日常が始まるのは6月のことが多いです。
人は環境が新しくなると自分を「よく」みせようとするものです。
ですが、
「うまくいかない」
「周りが分かってくれない」
「やりたいことと違う」
「自分はもっとできる」
っていう感情。思い。気持ち。
もったことありませんか?
この感情が強すぎたり、さらに先程述べた気象病が加わると手ごわくなるんです。
〇頑張り屋さん
〇上昇志向の強い人
〇まじめな人
〇完全主義
は要注意。
仕事に気持ちを入れすぎると自分へのプレッシャーやストレスで「適応障害」を起こしやすくなります。
周囲の方とコミュニケーションをとったり、気負いすぎないようにして、自分を守りましょう。
「気象病」と「六月病」を回避しましょう!
大事なのは!
①自律神経の調子を整えること
自律神経を整えるには。
規則正しい生活。
適度に運動する。
質のよい睡眠
バランスのとれた食生活
なかなか心身のバランスが壊れた状態ですべてを満たすことは難しいですよね。できることからやりましょう!
②気分転換が必要
力を入れっぱなしでは、やっぱり人は疲れてしまいます。
好きなことをやる時間。
ひたすらに怠ける時間。
まじめな人ほど、プライベートでも仕事や学校のこと、未来のことを考えてしまいがちです。
ゲームでも、読書でも、スポーツでもなんでもいいです。好きなことで他のことを忘れられる時間をつくれるといいです。
ポイントは脳の神経伝達物質「セロトニン」です。
これは「気持ちいい・気分がいい」ときに分泌される物質で、身体をリラックスさせる効果があります。
③周囲の理解
気分がうつ気味のときは、迷わず周りの方に相談するべきです。
「大事(おおごと)になりたくない」っていうときは、
仲のいい友達や話やすい家族、相談しやすい上司には、伝えておきましょう。
まじめな人ほど無理をしてがんばってしまいます。
周囲の方が「あなたがつらい」ってことを分かってもらえているだけでも気持ちは楽になりますよ。
逆に、周囲の方に相談された場合は、「気持ちを理解してあげる」ことが大事です。
絶対に「なまけている」とか「もっとがんばれ」とかは言わないように気を付けましょう。
④気象病にも備える!
とくにこの時期の気象病といえば、
ザ・低気圧
気圧の変化に敏感な方は、低気圧が近づくだけでも身体に不調を引き起こします。
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気象病って?
1)めまい
ヒトが気圧を感じる器官は主に「内耳」ですね。
そして、内耳には「耳石」という頭の位置や向きを感じる器官が入っています。
これの調子が狂うと「めまい」が起きます。
2)頭痛
血圧の変化は血管にも影響を与えます。
血流が悪くなると血管ががんばって、強く収縮します。
そのときに起こるのが「偏頭痛」。
さらに首まわり、頭まわりの筋肉が凝ってくると「緊張型頭痛」。
どちらも単発で起こったり、併発することもあります。
ひどくなると「吐き気」もでてきたり。
3)対処法
対処法はこちらもやっぱり「自律神経」の調子を整えること!
睡眠・食事・ストレスの管理は重要です。
重要なんですが・・・、
あまりにも管理しすぎるとそれ自体もストレスの原因になります。
無理しないように気を付けましょう。
そして、栄養で大事なのがビタミンB12。
神経系の調子を整えるのに有効です。
ビタミンB12は、魚や肉類に多く含まれています。とくにベジタリアンの方は不足しがちなので注意が必要です。
また、水溶性なので食事の回数が一日1回など極端に少ない方も不足しがちです。
ビタミンB12が豊富なのは魚介類。カキ、アサリ、シジミ、ホタテなどの貝類、サバ、アジ、イワシなどの青魚をうまく摂って、末梢神経の調子を整えておきましょう。
詳しくは「気象病」について詳しく書いた記事で解説しています。
まとめ
この時期は、気象の面から、精神面から不調をきたしやすいです。
基本的には自律神経のバランスが崩れることで、全身の症状が出てきます。
対策としては、自律神経のバランスをとるために、規則正しい生活・バランスの取れた食事・しっかりした睡眠・入浴。さらにはストレス管理。
調子が悪いときは必ず、周囲の理解を得られるようにしておくことが大切です。
仕事や学校、さらには自分や家族の体調など、今の時期は変化が大きい時期です。
絶対に身体は無理しない、無理させないことが大切です。
軽い運動をすることで、ホルモンバランス、自律神経のバランスを整えたり、身体の血流をよくしておきましょう!