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【外くるぶし】の下や後ろの痛み。「腓骨筋腱炎」は足の着き方が原因!

こんにちは。ほんだ整骨院山内です。

 

もう9月も中旬。
まだまだ残暑が厳しいですが、涼しい季節もすぐそこ、のはず。

とりあえず、

「スポーツの秋」

ということで、今回は足の痛みシリーズ。

長腓骨筋腱と短腓骨筋腱

【外くるぶし】の下や後ろの痛み。「腓骨筋腱炎」は足の着き方が原因!

足首を捻ったわけでもないのに、歩いたり、走ったりすると外くるぶしの下側や後ろ側が痛い!

ってことはありませんか?

もしかしたら、それは『腓骨筋腱炎』(ひこつきんけんえん)かもしれません。

今日は『腓骨筋腱炎』の原因・病態・治療・予防について紹介していきます。

※ご注意!このページでは「腓骨筋腱炎」を紹介しています。記事執筆時点での情報です。
正確な情報を記すよう努めていますが、医学的視点や見解の違い、科学の進歩により情報が変化している可能性もあります。
ケガをした場合は、記事だけで判断せず、病院などで正しい診断を受けることをおすすめします。

〇捻ったり、ぶつけたり、・・・で痛むときは。

足首を捻ったりした後、外くるぶし周囲が腫れてくることがあります。

こんなときは、

前距腓靭帯損傷
踵腓靭帯損傷
背側踵立方靭帯損傷
外果剥離骨折
腓骨筋腱脱臼

が疑われます。

こういった外傷性の疾患の場合、腫れ内出血がひどくなる傾向にあります。

ここで『腓骨筋腱炎』との鑑別が必要になるのは、踵腓靭帯損傷と腓骨筋腱脱臼。
もうひとつ、気にしておきたいのが「第5中足骨基底部剥離骨折」。「下駄骨折」ともいわれるものです。

下駄骨折についてはくわしくはこちらの記事をご覧ください。
軽視はダメ!【下駄骨折】捻挫に似ているが立派な「骨折」

外くるぶし周囲の痛みで医療機関を受診するときは、「外傷の有無」を必ず知らせてくださいね。

足首を捻った後に注意しておきたい疾患が「足首の離断性骨軟骨炎」⇒足首の離断性骨軟骨炎。長期続く痛みに注意。不安定症の原因にも。

足首の捻挫でいちばん多い靭帯損傷。⇒前距腓靭帯損傷。足首の内返しで断裂しやすい!後遺症にも要注意!

腓骨筋腱をおさえるバンドが損傷すると腱が脱臼する?!⇒腓骨筋腱脱臼は習慣化しやすい障害。見逃されやすいので要注意!

腓骨筋腱の基本情報

腓骨筋腱は外側のくるぶし(外果)を通ります。↓

腓骨筋腱は、長腓骨筋短腓骨筋がそれぞれ細くなったものです。

ふたつの筋肉は腓骨(ひこつ)という下腿の外側の骨から起始します。

付着部は、短腓骨筋は「第5中足骨基底部」。
長腓骨筋は外くるぶしを後ろ側から足裏を通って、内側の「内側楔状骨」「第1中足骨基底部」です。

これらの筋肉の主な働きは、

「つま先を下げる!」

他には足の小指側を持ち上げるような動きで使われます。
片足で立位時に着地側のバランスをとる時に足首の安定機構として働いているんですね。

『腓骨筋腱炎』になるしくみ

↑赤長腓骨筋腱短腓骨筋腱

『腓骨筋腱炎』とは、腓骨筋腱が摩擦によって炎症を起こしている状態です。
炎症を起こしているということは、組織がなんらかの損傷を受けています。

腓骨筋腱滑車症候群』って呼んだりもします!

この腓骨筋。実は外くるぶし(外果)を滑車のように使って走行が方向転換しています。
この腱が筋肉本体に引っ張られることで、つま先を下げる動作が行われるんです。

手で触ってみると、つま先を上げ下ろしで外くるぶしの後ろ側が動くのが分かるはずです。

通常ではそれほど摩擦は生じていないはずです。

が、

◎足の外側に体重がかかる。
◎回外(親指側が浮きがち)
◎靴の縁が当たる。
◎着地の衝撃。
◎つま先立ちの時、外くるぶしが外側にいく。
などなど

によって摩擦が生じます。

他にも外くるぶしが極度に摩耗した靴底によって、体重が外側にかかり、『腓骨筋腱炎』を発症することがあります。

摩擦による炎症なので、歩いたり、走ったり、跳んだりを繰り返すことで発症します。

また、足首を捻挫することによって腓骨筋の腱が引っ張られることでも起こることがありますので、靭帯損傷との鑑別も必要です。

腓骨筋腱炎や腓骨筋腱脱臼との鑑別が必要なのは「踵腓靭帯損傷」踵腓靭帯(しょうひじんたい)。足首捻挫に合併しやすい靭帯断裂

『腓骨筋腱炎』の症状

〇体重を足の外側にかけると痛い
〇外くるぶしの後方・下側に腫れ
〇外くるぶしの後ろを押すと痛い
〇歩く・走る・飛ぶで痛みを生じる
〇患部側の着地時に痛みを生じる
〇つま先の上げ下げでの痛み

腓骨筋腱に外くるぶしのところで、張力をかけると痛みが増強します。

ひどくなると腫れや熱感を生じることもあります。
また、痛みがあっても我慢して、放置したままにすると、亜急性の腓骨筋腱脱臼を引き起こすことも

※腓骨筋腱脱臼(ひこつきんけんだっきゅう)
腱を抑えている支帯が損傷。腓骨筋腱が外くるぶしの後ろ側から外れて、前側を走行してしまう。内返しといって足首が内側に向くように捻った時になりやすい。

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『腓骨筋腱炎』になったら。

運動で生じる摩擦によるものである場合は、だんだん痛みが増強します。
発症直後は痛みを我慢しながらも運動を継続してしまうことが多いです。

ただ、痛みを我慢して続けてしまうことで、確実に症状は悪化します。
患部をかばいながら続けることで他の部位のケガに繋がることも・・・・。

腓骨筋腱炎の対処法


①運動を中止すること!安静!
②患部を冷やす。
③腓骨筋腱に張力がかからないように固定する。
(つま先&小指側を持ち上げるように)
④靴やフォームをチェックする。

炎症がおさまれば(だいたい1週間から2週間)、運動を再開することは可能ですが、原因をみつけておかないと再発も免れませんよね。

足が「回外」(重心が小指側に強くかかる)しがちな人は、インソールなどで調整することも検討しましょう。

テーピングで予防するのも有効です。

くわしくは、スタッフにお尋ねくださいね。

『腓骨筋腱炎』の予防と再発防止!

こちらは「対処法」に近いのですが・・・

足首・荷重バランスを適正にする。
荷重が外側にかかったり、外くるぶしが外側に出っ張らないように。

シューズや靴底、インソール、テーピングで調整。
足の変形や靴が原因の場合は、使用する道具で調整するのがいいでしょう。

長・短腓骨筋を強化&後脛骨筋をほぐす。
「後脛骨筋」は足裏を内側に向ける筋肉。これをストレッチ。これ大事。
さらに長・短腓骨筋を強くすることで足首を外返し気味に持っていくと腱への負担を減少させましょう。

最後に。

腓骨筋腱炎』は負担を和らげることで、痛みが早くひいてくれる障害です。
ですが、それだけに繰り返してしまうことも多く、原因が分からないまま再発する方も多く見受けられます。

安静にすると軽快するからといって軽視せず、きちんと専門家に相談して原因を見極めましょう!

患部と足部だけを見るのではなく、膝や股関節、腰部の重心も影響します。
ほんだ整骨院では、身体全体のバランスと動きを見ながらアドバイスしていますので、ご相談くださいね。

長・短腓骨筋は足部の縦アーチを保持する筋肉です!足のアーチを保つことは、下肢全体の健康にとても重要です!
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