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子どもがかかと(踵)を痛がるときは?セーバー病にご注意!

こんにちは。ほんだ整骨院山内です。

もう10月も目の前。本格的に秋の気候になってきましたね。
気温差も大きくなっている時期ですので体調変化にお気をつけください。

さて、今回は先日のブログ(運動会)の中で出ました子どものかかとの痛み『セーバー病』についてです。

※このページでは「セーバー病」について紹介しています。記事執筆時点での情報です。
正確な情報を記すよう努めていますが、医学的視点や見解の違い、科学の進歩により情報が変わっている可能性もあります。
ケガをした場合は、記事だけで判断せず、病院などで正しい診断を受けることをおすすめします。

セーバー病(シーバー病という方も)

かかとの骨(踵骨)には、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が細くなって「アキレス腱」と足裏の筋肉を引っ張る「足底腱膜」がくっついています。

そして、小児のかかとはどうなっているのかというとまだ柔らかく完全に硬化していません。
骨端軟骨という状態です。成長して大きくなるために必要時期なんです。
知らない方が小児の踵骨をレントゲンでみると外側に小さな骨が見えるので骨折や種子骨にも見えてしまいますよね。

柔らかい骨に上からのアキレス腱、下からの足底腱膜という2つの強い筋肉がくっつき、引っ張り合っている状態です。

そしてそして、かかとは跳んだり走ったりによって外力が加わりやすい場所でもありますよね。

そう、ここまで読んだ方はお分かりだと思いますが、

ひとつだけでも炎症を起こしそうな要因が小児のかかとにはいくつも重なっています。

こうして起こるのが

セーバー病 

です!

10歳前後の男の子が多いのですが、女の子でも見たことはあります。

症状は・・・

かかとの痛み!
とくに荷重時に強い痛みを訴え、かかとをつかずに歩行する姿もみかけます。

予後は・

 

良好で障害を残すこともほとんどないのですが、

治癒するまでに結構時間がかかります。
しかも、「免荷」といってかかとをつかないようにつま先立ちで歩いたり、場合によっては松葉杖の使用も検討します。

日常生活で一度痛みがとれても、運動によって再発することもあります。

治療は・・・・・・・・・

基本的に安静にして炎症をおさえます。
炎症がなくなり次第、アキレス腱・足底筋の柔軟性を向上させたり、痛みの出る場所に体重が加わらないように免荷します。

再発予防・・・・・・・・・・・・・・

再発を予防するためにテーピングやインソールの着用も効果的です。

テーピングやインソールはお子さんの足の形に合わせて行います。
ハイアーチ(土踏まずが高い)や偏平足どちらもセーバー病は起こりやすい傾向にあるようです。

運動するお子さんにはたまにみられる疾患ですが、しっかり鑑別診断して治療することが重要です。
そして、焦らずにゆっくり治していくことが、早い治癒につながります。

お子さんが足を引きずっていたり、痛みを訴えたりしたときはぜひご相談くださいね。

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