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あごが外れた!「顎関節脱臼」開いた口がふさがらない!

こんにちは。ほんだ整骨院、山内です。

2月も立春が過ぎ、だんだん春が近づいてきました。
外はまだまだ寒いですが、確実に春は近づいています。
というのは、
私の鼻にはセンサーがついていて、春が近づくとくしゃみ、鼻水が出る仕組みになっているのです。

みなさんが待ち遠しい暖かい春が、つらい春にならないように今から対策をしておきたいと思います。

さて、今日は顎関節脱臼について知りたいという声にお応えします。

『あごが外れた!「顎関節脱臼」開いた口がふさがらない!』

顎関節の構造

顎関節は下顎骨(あごの下側)と側頭骨(頭の側部)にあります。場所で言うと耳の穴のすぐ前側です。

指を耳の穴の前に当てて、口を動かしてみてください。
少し関節が動いているのが分かるでしょ。

側頭骨にはちょっとしたくぼみがあって、通常はそこに下顎骨の関節部(下顎頭)がハマっています。
そして、関節円板という組織がすき間を埋めるようにしてあります。

この関節円板は外側翼突筋という筋肉に繋がっていて、顎関節の運動(動き)に深くかかわっています。

顎関節の動き

普通に咀嚼するときは、下顎骨頭が回転することで口が開く仕組みになっています。

もっと大きく口を開くときには下顎骨頭が、側頭骨の関節窩を超えて、前方に移動します。

このときに重要な働きをするのが、顎関節内にある関節円板という組織です。
関節円板は、筋肉とつながっていて口を開くときに下顎骨頭を前方に押しやる役目をしています。

そうすることで、下顎骨頭が側頭骨の関節窩内にある時よりも大きく開口できるのです。

さらに、それほど大きな動きではありませんが、下顎を左右に動かしたり、前後にも動かすことができます。

顎関節脱臼とは。

なんらかの理由で、下顎骨頭部が側頭骨関節窩に戻らなくなっている状態です。

下顎骨頭の位置によって前方・後方・側方どれでも起こり得ますが、圧倒的に前方に脱臼することが多いです。

後方脱臼や側方脱臼は下顎部へ強い外力が働くことでおきますが、前方脱臼(下顎骨頭が関節窩の前にある)は関節円板や自家筋力の不調、関節窩や骨頭の形状によって起こります。

顎関節は左右二つありますので、両方とも脱臼した場合と片方だけ脱臼した場合とがあります。

脱臼すると口が半開きでとじられなくなります。
下顎骨が通常よりも下に位置するので、面長の顔にみえます。

顎関節脱臼の治療

脱臼した関節をもとに戻すことを整復といいます。
顎関節脱臼の整復(前方脱臼)は下顎骨をいったん下に引っ張るようにしてから後方に戻していきます。

整復後は、安静を要するため、食事は柔らかいものであまり口を開かないように細かくして食べるようにします。

顎関節症の方は関節円板の形状が不安定なので、脱臼しやすいことも多く、顎関節周りの筋肉で安定させる必要もあります。

一度脱臼すると習慣性になりやすく、度々繰り返す場合は手術の適応になる場合もあります。

顎関節症とは。

顎関節の関節円板や靭帯、筋肉に異常があり、関節の安定性が損なわれている状態です。
口を開くときに「コクン」と音がしたり、大きく口を開けるのに不安を感じたりします。
硬いものを噛んだり、繰り返し噛み続けたりすると痛みが出る方も多いです。

歯ぎしりやかみ合わせ、食いしばりなどで起こるといわれていますが、原因がはっきりしないことが多いです。

治療は原因が分かれば、その原因を取り除くことですが、なかなか原因を特定しづらいのが難しいところです。

まとめ

〇顎関節脱臼は、口を大きく開けた時に下顎骨頭がもとの位置に戻らずに起きることが多い!

〇関節円板の不具合で脱臼や顎関節症になりやすい。

〇反復性、習慣性になりやすい。

〇前方脱臼は口が閉じられない。

さぁさぁ、いかがでしたか?
できれば、顎関節脱臼したくないですよね。
日頃からできることは少し硬めの物を噛んだり、顎を使って、顎関節周囲の筋肉を付けることで関節の安定性を高めておくことでしょうか。

みなさんも、あくびなどで口を大きく開くとき、硬いものを食べるときは注意してくださいね。