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『「かかとの痛み」の正体は?原因を見極めて対処しよう!』

こんにちは。
荻窪、ほんだ整骨院の山内です。

10月に入って涼しい日が増えてきていますね。
「スポーツの秋」ということで運動を始めるのにいい季節ですね。

でも、注意したいのが痛みや障害。

腰や膝、股関節など痛みが出る部位はさまざま。

原因は意外にも「足」にあることも!

今回は多くの人が悩む「かかと周辺の痛み」についてです。

『「かかとの痛み」の正体は?原因を見極めて対処しよう!』

かかとのどこが痛い?

かかとの痛みといっても原因はいろいろ考えられます。
ヒトのかかとにはいろんな役割があって、かなり酷使されています。

①立位で体重を受け続けること
②歩行時には着地で強い衝撃を受けること
③ふくらはぎの筋肉・足裏の筋肉が付着すること
④荷重を受けながらも足部を動かす関節を作ること

下の図は痛みの出る場所によって、考えられる疾患です。
痛みの出方や場所が微妙な場合もあるので、しっかりした鑑別診断が必要です。

いつ・どうやったら痛いの?

かかと周辺の痛みを鑑別するには、画像診断が有効です。

ですが、画像で診断できない痛みがあることも事実です。

かかとの痛みはどんなときに痛むのか、痛みの出る場所、運動履歴、生活動作などを聞き取りして鑑別を行います。

問診をもとに痛みの「再現性」をみながら診断していきます。

かかと周囲は荷重関節ということもあり、体重の増減・運動の有無・住居の構造や履物などプライバシーをお尋ねしなくてはいけないときもありますが、気分を害さないでくださいね。

かかと周囲の疾患・障害は多い!

かかと周囲の痛みを症状とする疾患は数が多いです。
以下で個別の記事リンクに飛べるようになっていますので、参考にしてみてくださいね。

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・アキレス腱付着部炎

腓腹筋・ヒラメ筋が腱となって、かかとの骨(踵骨)にくっつきます。
その周辺の障害によって、かかと部分が痛むことがあります。
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎。かかと後ろ側の痛みに気を付けよう‼

腓骨筋腱炎

長・短腓骨筋腱は、外くるぶしの後ろ側から下側を通ります。そこで障害が起こると痛みに変わります。
直接的に踵骨は関与する疾患ではないのですが、かかとが傾いて足を着くことが原因のひとつです。
【外くるぶし】の下や後ろの痛み。「腓骨筋腱炎」は足の着き方が原因!

有痛性三角骨

バレエダンサーやサッカー選手に多く見られます。
「三角骨」と呼ばれる過剰骨が、踵骨と距骨の間に挟まることで痛みを生じます。
足首後ろの痛みは・・・

足底筋膜炎・有痛性踵骨棘

足底筋膜と呼ばれる足裏の筋肉とその付着部に起きる炎症です。
「踵骨棘」とは、付着部の骨膜がめくれて「ささくれ」のようになってしまっている状態です。
足底筋膜炎

踵骨骨端症(セーバー病)

10歳前後のお子さんに多い骨の障害です。子どものかかとの骨はまだ柔らかい軟骨の状態。
それが、アキレス腱と足底筋膜という強い腱によって引っ張り合いの状況。さらには、下からは地面の衝撃、上からは体重がかかります。
子どもがかかと(踵)を痛がるときは?

踵骨骨髄炎

かかとの骨の中になんらかの細菌が侵入して、化膿してしまう病気です。
足部のケガや靴擦れなどのケガによるものと風邪の菌が血流で運ばれて化膿性の炎症を起こす場合とがあります。
かかとの腫れだけではなく、発熱やだるさなどの全身症状も合併します。

踵骨(疲労)骨折

かかとに繰り返し外力が加わることで起こるのが疲労骨折。骨粗しょう症があったり、靴底の不適合、オーバーワークだったりの背景があります。

高所からの飛び降りによる骨折もあります。
この場合の骨折は「圧迫骨折」である場合がほとんどです。

「踵骨骨折」ってどんなときに起こる?疲労骨折にも注意!

踵部脂肪体障害

かかとの骨の下にある皮下脂肪の部分が、加齢や長時間の立位によって薄くなり、踵骨に加わる負担が強くなります。それによって炎症を起こしたり、慢性的にかかとに痛みが出ることがあります。

踵骨後滑液包炎

アキレス腱周囲炎と似ていて、軟部組織どうし、軟部組織と骨の摩擦を緩和するための滑液包が損傷して炎症を起こすことがあります。

距骨下関節炎

踵骨とそのすぐ上の距骨との関節面の損傷です。
荷重がかかる関節で、可動性もそれなりにある関節なので負荷は大きいです。

原因が分かったら対処。

腫れていたり、熱をもっていたりする場合はまずは冷却処置を行いましょう。

かかと周辺の痛みは、荷重や衝撃によるものと筋肉付着部によるものがほとんどを占めます。


これに対処するには、

免荷(荷重を減らすこと)と原因となる筋肉の収縮を抑えること。

痛みがとれるまで徹底的に行うことで早く治してしまいたいものです。

中には、骨髄炎のように内科的処置が必要なこともあります。

早く痛みをとるためには、なぜ痛みが出ているのか原因を見極めることが大切です。
かかとの痛みに悩んでいたら、専門家に一度相談してみるほうが原因が見つかりやすいものです。

お近くに相談できる専門家がいる場合は相談してみてくださいね。

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