鎖骨ってどんな骨?ウサギやネズミにあるけどライオンにはない骨?!

こんにちは。ほんだ整骨院山内です。

桜も咲き始め、いよいよ「春」の雰囲気が出てきました。今週末にはプロ野球も開幕です。楽しい季節ですね。

さて、今回は久しぶりに骨シリーズ第3弾です。

骨シリーズ第3回は『鎖骨』!

 

かなり有名な骨ですが、意外と役割を知られていない骨で、実は結構重要な働きをしています。
人の上腕骨は肩甲骨とつながっています。ですが、肩甲骨は筋肉で覆われているだけで体幹部の骨とつながってはいないのです。実は鎖骨を通してのみ上腕骨・肩甲骨は骨性のつながりがあります。
鎖骨がないと腕の動きが安定せず、手や指の細かい動きができなくなってしまいます。鎖骨がつっぱり、肩関節を支えることで腕の動きの安定性を保つことができます。

そしてもうひとつ。
鎖骨の下には、大きい動脈・静脈、太いリンパ管、腕へ行く神経が走っています。鎖骨はこれらを外力によるダメージから守っています。

全身のリンパ

鎖骨まわりの筋肉は上半身の姿勢に影響します。鎖骨下筋や小胸筋、大胸筋、胸鎖乳突筋のバランスが悪いと猫背や肩こりの症状を起こしやすくなります。きちんとケアをしておきたいですね。

余談ですが、犬や猫、ライオン、ゾウに鎖骨はありません。かといってヒトだけにあるかというとそういうわけでもなく、『前足(手)の器用な動物』にはあります。
サルやオランウータン、ウサギやネズミは鎖骨を持っています
これを見ても鎖骨が手や指の動きに大きく関係するのが分かりますね。

骨の種類はいくつある?⇒骨の分類。形状によって6つに分けられるよ。